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【杉並病について
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  「平成20年度 文京区環境学習リーダー育成講座実践編」にて、大気と環境ヘルスをテーマに掲げ、
 化学物質過敏症等による健康被害の啓発活動を行いました。
  その際、「杉並病」を知ることができました。プラスチックゴミから生じる、健康影響があることの認識
 していただきたいこと、及び
化学物質暴露を防
止する必要があることを広く知っていただきたく、掲載し
 ました。
  
「杉並病をなくす市民連絡会HP」中の下記論文も併せて掲載させていただきました。

【概要】
  1996年(平成8年)4月、東京都設置の杉並不燃ゴミ圧縮中継所(井草4丁目)周辺で住民が
化学物
 質過敏症に類似した健康被害を訴えた。
住民と東京都の間で化学物質の人体影響を立証するため、
 原因となる化学物質の特定、因果関係をめぐり主張が対立した。

 
 住民は1997年(平成9年)5月、公害等調整委員会に原因裁定を申請し、同委員会は裁定委員会を
 設け、20回の審問期日を開催。
 2000年(平成12年)、東京都は硫化水素が原因物質であると見解を出した。

  結果、2002年(平成14年)6月、18人中14人につき、健康被害の原因は杉並不燃ゴミ圧縮中継所に
 あるとする裁定があり、東京都は損害賠償を行うことが決まった。

【裁定委員会の結論】
 「圧倒的多数の化学物質につき、毒性を初めとする特性は未知の状態にある。このような
状況下、健
 康被害が特定の化学物質によるとの主張、立証を厳格に求めるとすれば、それは不可能を強いること
 になるといわざるを得ない。」との立場にたち「原因物質の特定ができないケースにおいても因果関係
 を肯定することができる。」

【因果関係認定者】 1996年(平成8年)4月~8月に生じた健康被害者14人

【詳細】
 ・建設地   杉並区立井草森公園に併設され、管理棟を除き地下に建設
 ・処理内容 小型収集車9台分の不燃ゴミを1台の大型コンテナ車台に圧縮・積み替え・処理場へ輸送
 ・搬入    小型収集車(4トン)約225台/日
 ・搬出    大型コンテナ車両(10トン)約25台/日
 ・原因    プラスチックの圧縮により生じるガスにより起きる公害
         施設から排出される大気汚染(アルデヒド類他2千数百万種..裁定委員会)
 ・症状     手足がだるい、目が痛い熱い、発熱、皮膚が痒い、頭痛
           注)杉並区は初期の2年間のみ症状発生増加があると結論した。
             しかし、稼動3年目にも症状の発生数は施設からの距離依存性を示している。
 ・気象と救急車出動回数増
         ①雨の降る前のどんより曇った空気の動かない日 (防カビ剤を撒いた様)
         ②雨上がり晴れてきて、温度が上がったとき
 
・北里大学医学部宮田幹夫教授(当時)の証言
          「環境因子を原因とする中枢神経機能低下、自律神経機能低下の症状の患者が多い。
         人間が摂取する飲食物は2kg/日、空気は20kg/日である。飲食物として口から入った化
         学物質は、肝臓という解毒器官を通って全身を回るが、
空気から取り込んだ化学物質
         は、そのまま血液に溶け込み全身に回る。それ故、空気の汚染は一番怖い。

 
・患者の苦悩
         ①一旦発祥すれば、その場所から逃げ出さない限り簡単には治らない。
         ②重傷者はたとえ逃げても、同じような空気に反応する体質となり、元通りに治すのは容
          易でない          
         ③被害者は過敏症を併発したり、転入者も新たに発症し、被害は広域化し解消していな
          い。
出所) 論文「プラスチックゴミから生じるガスによって起きる多種で複雑な病気」 抜粋
 松崎早苗、小椋和子、津谷裕子
                     
                         
  ①化学物質に暴露されることにより起きる症状を
多種化学物質感作症MCSと呼ばれる。 MCS
    は
一回のパルス的大量化学物質暴露または低濃度の長期に渡る暴露により引き起こされること
    がわてかっきた。
  ②プラスチックあるいは高分子がどんなに不安定でモノマーや添加物を排出しやすいか、そして、プ
    ラスチック同士のこすりあいで生じた新生表面がどんなに化学的に活性であるかを明らかにする
    必要に迫られた。
  ③プラスチックは圧縮されたり摩擦されたりするとさまざまな物質をだすに関連し、産業技術総合研
    究所の中山博士が、2つの絶縁体の摩擦面でマイクロ・プラズマ(陰イオン陽イオン・電子、ホトン
    などで構成)が発生していることを検出した。 その
プラズマは紫外線・可視光線、赤外線を発し、
    そこで産生した物質の分析から、摩擦面の潤滑剤と空気中の窒素あるいは酸素との化学反応が
    確認された。
  ④このことは、
プラスチックが圧縮されたり擦られたりしたときに、接触面でプラズマが発生すれば空
    気との間で化学反応が引き起こることを意味する

  ⑤そして、
炭化水素だけのプラスチック成分にCNやCO結合が出来る可能性を指摘でき、その際に
    毒性物質
がありうるということを否定できる人はいない。
  ⑥この施設は稼動停止にならず、フィルターなどの改善を施して運亭を続けているので、住民たちの
    困難な状況は変わらない。
  ⑦患者たちは健康状態を回復するための
支援を必要としている。 第一は健康影響があることの認
   
 識をしてもらうこと、第二は化学物質暴露の低減が緊急に求められている。
     すなわち、
第一は化学物質暴露と健康不調の因果関係を見出すことであり、第二はプラスチッ
    クの全段階で化学反応が起きていることを明らかに
し、プラスチック製品を埋立地に捨てるかリサ
    イクルされる方向になっているが、
それらからの化学物質に不必要な暴露を防止する必要があ
    る


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